まちトランポリンとは

まちトランポリンってなに?

まちトランポリンは、市民がまちに参加するお手伝いをするサイトです!

まちトランポリンは、まちの活動に参加する市民のお手伝いをするサイトです。

まちづくりの「まち」と、ポジティブウェルフェア(参加型社会保障)を説明するときに例として使われる「トランポリン」をつなぎあわせてネーミングしました。

自分の力だけでは高くジャンプできなくとも、トランポリンを使えば人は高くジャンプすることができます。

同じように、自分の力だけでは自分のまちなどに参加することが難しい人でも、このサイトやケアプラザなどを利用すれば参加しやすくなります。それによって、まちにふれあいがうまれ、まちが活発になります。

まちトランポリンは、市民がまちにジャンプ(参加)するためのトランポリンとなることを目指します!

このサイトの企画を行うことによるメリットや目的はたくさんありますので、説明します。

市民とともにまちを良くするための拠点をつくる。

地域ケアプラザは地域福祉の拠点です。

地域福祉とは、地域(まち)で生きづらさを抱えている人をケアすることです。

そしてすべての人が、多かれ少なかれ生きづらさを抱えています。

たとえ働き盛りで健康な人でも、孤立や貧困、差別など、その人ならではの生きづらさを抱えています。

すべての人が当事者なのです。そして地域ケアプラザは、まちのすべての人(当事者)が活き活きと生きることができるようにケアする拠点です。

地域ケアプラザが持っている資源には限りがあるため、地域(まち)のすべての人の生きづらさをケアプラザだけの力でケアすることは、できません。

ただし、ケアプラザだけでなく、市民とともにケアを進めた場合、より多くの人の生きづらさをケアしやすくなります。

そして、市民とともにケアを進めるための拠点をつくることならば、ケアプラザに行うことができます。

このサイトに、まちのデータや、まちを良くするためのプロジェクト活動を応援する情報などを掲載することで、市民のまちへの参加を応援することができます。

ケアプラザがもっているまちを良くするための情報を市民と共有することで、市民がまちを良くするための活動を行いやすくなり、ケアをより良く進めやすくなります。

 

三方良しのモデルを築く。

私はこのサイトを通じて、地域の市民、法人(ケアプラザ)、コーディネーターの3者全員がwin-win-winとなれる「三方良し」のモデルを創りたいと考えております。

自分の役割をつかみきれずに、ケアプラザの中で居心地の悪さを感じているという生活支援コーディネーターの話を聞くことがあります。

実際、googleで「生活支援コーディネーター」と検索すると、サジェストで「辞めたい」というキーワードが出てきます。

他にも、周囲の理解を得られず、ケアプラザの受付を離れることができなかったり、物理的にケアプラザを出ることがなかなかできないという地域活動・交流コーディネーターの話を聞くこともあります。

また、デイサービスと違ってコーディネーターの部門は利益をあげることができません。

自主事業は費用も人手もかかるため、特に経営が厳しいケアプラザでは、積極的には自主事業を行わないというディスインセンティブが働いてしまっています。

私は今後の福祉においてもまちづくりにおいても、コーディネーターの役割や可能性をとても重視しており、このサイトを通じてコーディネーターの現在の状況を変えたいと考えております。

三方良し

〇市民の利益

このサイトに良質な情報を載せ、良質なサイト運営を行うことで、まちを活発にすることができます。

〇法人(ケアプラザ)の利益

このサイトに法人の採用情報やボランティア募集の情報などを載せることで、サイトを充実させ、地域の市民のアクセスを集めることに対する、法人にとってのインセンティブを創ることができます。

〇コーディネーターの利益

このサイトを通じて市民や法人に良い貢献を行うことで、地域の市民や法人と良好な関係を築くとともに、仕事にやりがいを感じることができます。

広く知られているように、福祉業界は慢性的に人手不足であり、人材の確保が課題となっています。

良質なサイト運営を行うことで、多くの市民がこのサイトにアクセスします。法人(ケアプラザ)の採用情報を多くの市民に伝えることができます。

また、良質なサイト運営を心がけることで、法人(ケアプラザ)に対する地域の市民の評判が向上し、法人(ケアプラザ)に興味を持つ人を増やすことにもつながります。

また、もしこのサイトに対するアクセス数が増えた場合、アクセス数に応じて、横浜市役所社会福祉協議会が行っているようにスポンサーを募ることで、広告収入を得ることができるようになります。

 

ケアマネなど福祉の相談援助職向けに地域の社会資源をまとめる。

このサイトには、たとえば傾聴ボランティアや認知症カフェなど、地域の様々な社会資源の情報を載せます。

地域には多くの社会資源やインフォーマルサービスがありますが、それらの情報は口コミなどで知られていることも多いです。それらの有益な情報を知らないケアマネジャーも数多く、生きづらさを抱えている当事者に有益な社会資源の情報が届かないこともあります。

地域の有益な社会資源やインフォーマルサービスの情報を、ケアマネジャーなど福祉の相談援助職が日々の仕事に役立てられるようにこのサイトにまとめることで、多くのケアマネジャーなどがこのサイトにアクセスするようになります。

ケアプラザとしてケアマネ支援を行うことができるとともに、ケアマネがケアプラザに対して持つ評価や親近感を高めることができます。

それは収益部門であるデイサービスに対してケアマネが持つ評価を向上させることにつながります。

縦割りを突破し、つながりを創る。

このサイトには、ケアプラザに限らず、市民活動支援センターやコミュニティハウスなど、他の施設で公益的な活動を行っている団体を広く取り上げます。

それによって、施設の垣根を取り払うことができます。

また、このサイトには児童・障害・高齢者その他の福祉の分野の、地域の社会資源を広く掲載します。

それによって、国レベルの福祉の分野の縦割りを取り払うことができます。

このサイトは、地域のすべての当事者に貢献することを目的とします。そして地域の当事者の生活圏はケアプラザのエリアに限定されません。多くの場合、近隣のエリアを行き来しながら生活をされています。

なのでケアプラザが管轄するエリアとともに、近隣のエリアの団体や社会資源なども紹介します。

それによって、エリアごとの縦割りを取り払うことができます。

また、このサイトを充実させるなかで、まちづくりの活動をしている様々な専門家とのつながりを活発にし、まちをより良くすることができるようになります。

詳しくはこちらのページに記載しましたので、ぜひご覧ください。

 

オール・フォア・オールのケアの仕組みを創り、差別や分断を防ぐ。

例えば、高齢者の福祉のために若者が犠牲になっているという考えや雰囲気は、高齢者差別や世代間の分断を生み出します。

若者にケアが必要ないかというと、そうではありません。ケアを必要としている若者も多くいます。

また、ケアを必要としている高齢者がいることは事実ですが、かといって高齢者はかわいそうな存在でも弱い存在でもありません。高齢者だって、様々な形で若者をケアすることはできます。

ケアをする人とされる人を分けずに、まちのすべての人が、まちのすべての人へのケアに参加することができる仕組み、つまりオール・フォア・オールのケアの仕組みをつくることで、差別や分断を防ぐことができます。

コーディネーターが地域福祉やまちづくりをより良く進めやすくなる。

このサイトを充実させるなかで、コーディネーターは地域の多くの人や団体と知り合うとともに、地域に対する理解を深めることができます。それによって、不要な事業を見分けるとともに、生きづらさを抱えている当事者に貢献するうえで必要な事業やまちの個性にあう事業はなにかを洞察することができるようになります。

サイトを通じて地域の市民や法人(ケアプラザ)と良好な関係を築いているので、周囲の理解や協力を得ながら、根拠をもって不要な事業を終了し、必要な事業やまちの個性にあう事業を行い、地域福祉やまちづくりをより良く進めやすくなります。

 

まちの個性を磨き「ひとづくり」を行う。

地域福祉においてもまちづくりにおいても、最強にして最大の資源は人間です。

たとえどんなに立派な施設や建物があっても、まちを愛し、まちを良くしようと思う市民がいなければ、まちはよくなりません。

このサイトを充実させ、まちの個性の情報を掲載したり、まちの個性を磨くことを意識した自主事業を行うことで、市民はまちに愛着や誇りを持ちやすくなります。

まちに対する愛着や誇りは、まちを良くしようという行動のもととなります。

まちの個性については詳細をこちらのページに記載しましたので、ぜひご覧ください。

 

ネットの力でまちの団体を応援する。

ケアプラザの貸室団体をはじめ、多くのまちの団体は自分たちのホームページを持っていません。

せっかく公益的で素晴らしい活動をしていても、まちの多くの人に自分たちの活動を伝えきれず、自分たちの活動を広げることができない団体も多いです。

このサイトにまちで素晴らしい活動をしている団体の情報を載せることで、多くのまちの団体をネットの面で応援することができます。

まちを活発にすることができます。

 

社会参加のためのインフラをつくる。

ケアプラザが行うべき自主事業と、そうでない自主事業を見分ける一つの軸として、「公的な機関でないとできないことかどうか」という軸があります。

個人や民間団体が行うことができることを、公的な機関は行うべきではありません。

効率が悪くなってしまうので。

逆に、社会で必要とされているけれど、個人や民間団体ではできないことを行うことは、公的な機関の役割です。

例えば道路や橋など、社会で必要とされるインフラを整備することは公的な機関でないと行うことはできません。

同じように、市民が社会参加をしやすいように、このサイトのようなインフラを整えることは公的な機関の役割ではないかと私は考えています。

「社会参加なんて必要ない」という意見があるかもしれません。

実際、社会参加に関する事業は余暇活動とみなされて、予算が削られやすいという意見もあります。

ただ、社会参加は余暇活動を超えて、まちをより良くする可能性を持っています。

詳しくは次のページに記載しましたので、ぜひご覧ください。